イタコオンライン【机上理論学会論文集初出】
イタコオンライン【机上理論学会論文集初出】
0.はじめのまえに
暗黒通信団にかんしては
もしくは
暗黒通信団 〜The Darkside Communication Group〜
1.はじめに
日本はついに人口減少の時代に入った。これは労働人口減少の問題のみならず、一般にはあまり知られていない問題を引き起こしている。それは、人間界の人口が減る分だけ霊界の人口が増える問題だ。霊界と現世との人口配分については、マルサスの人口論以来、霊界の人口を虚数人口としてカウントすることで波動方程式による記述が試みられ、最近ではカオス理論による説明が有力視されている。しかし現状ではまだ議論の途上といった感がぬぐえない。ただ、太平洋戦争終結後ベビーブームが、単に戦争中に男女が飢えていたからだけではなく、霊界の人口が増えすぎたための押し戻しの意味もある点など、おそらく魂の総量は一定であろうという説は霊界研究者、霊界NGOの間では広く共有されている。この点をふまえ、霊界日本では今後の人口増加を見込んで様々な対策が提案されているが、人間界の実情について市民レベルの交流、合意が形成されていないため、生まれ変わりに消極的な市民の反発が根強く、政治主導の改革が遅れている実情がある。昨今ではこれに人間界の経済状況も加わり、自殺や過労死を通じて、人間界におけるますますの人口減少が懸念されている。
人間界と霊界との交流において、現状において最大の問題は通信容量である。人間界と霊界をつなぐネットワークインフラは極めて貧弱であり、個人の趣味として行われる降霊術(コックリさんなど)を除けば、本稿でふれる恐山の「イタコ」のほか、沖縄の「ユタ」など数えるほどしかいない。世界的にみても、組織化されたシャーマンは極めて少なく、工業に喩えるならば産業革命以前の状態と言わざる得ない。霊界通信の重要性にもかかわらず、媒体者の高齢化は、霊界通信産業の先細り、存続の危機にすら発展している。そこで我々は次節において、イタコをはじめとした霊界通信の近代化、通信速度の抜本的向上を目指すプロジェクトを提唱する。
2.霊界通信のブロードバンド化
現状のイタコは、一つの霊と一つの霊との間でピアツーピアの通信を行う。しかしこれはアナログ通信であり、口述速度の上限が強い制約となっている。また、口述通信はコンピュータネットワークとの親和性も極めて悪い。そこでまず、脳トレなどのソフトを使って若いイタコを養成し、彼らにZIPやLZ法で圧縮したデータをバイナリで通信する方法を習得してもらう必要がある。霊界を対象とした通信である場合、情報伝送経路の特殊性から、エラー訂正等の規格、仕様も独自に制定する必要がある。また、ヘッドセットなどの装置を用いて1ビットも取りこぼしのない高品質な通信を保証する体制も必要である。しかしその点さえクリアできれば、こうしたテクノイタコを大規模なデータセンターに多数配置し、パラレルかつ交代で稼働することで、24時間伝送可能なブロードバンド霊界通信が可能となる。現状においても、シャーマンが組織化されている点で、日本は世界に誇れる通信技術先進国であり、一般家庭レベルで霊界との常時接続を達成できれば、世界を先導する技術を基礎として、重要な中核的産業に成長する可能性がある。さらに、技術的側面のみならず、イタコ組織を合理化し通信会社として独立させることも大切である。一般に霊媒師は過疎地域にて活動するため、地域振興として行政が支援することで、観光と先祖との交流をセットとした、新しい需要の掘り起こしが期待できる。新興宗教の勃興などを見ても、死後世界との交流は現代人に広く望まれているパラダイムであり、二一世紀にふさわしい新時代の霊界通信網を整備することで、新しいニーズに十分応えていけると確信する。
- 「あのもうできあがってるんすけどお」
- 「天測儀書いた乎」
- 「>>1.&2. Lispじゃダメっつったろ蛸どもがあ」
- 「>>3 どこが駄目なんだ?おれんところの機械じゃもう走り絶好調だぜ」
- 「>>4 東北大のは3.11以降限定でしかも逆数学のローカルネットじゃねーか」
- 「あーーー 実名きたーーーーーーーーーーーーーーーこれ」
- 「うっせー寝テロ」
- 「でもまずくねサンダース(御無礼3*12の誤記)だろ?」
- 「ワロタ」
- 「もういいや【人鬼res『ポン』】の話にもどそうぜ」
それどころじゃねーないい加減リア充にきりかえんと