忘却という名の捏造
忘却が(魂の三つの能力のうちの)記憶力に対しての
ある種 自爆テロめいた意図的選択である可能性
を考えてみる
ケースA::「やあー忘れてたわゴメンゴメン」
ケースB::「当時のメモが焼失しておりまして、また被告の記憶能力に関する
鑑定書にあります通り・・・」
と 私的・公的な場面で単純に振り分けできるわけではないにせよ
忘却が許されるとすれば ある程度の『忘れるのでなければ自己存続に致命的な
危険がある』からでないとおかしい
余裕で覚えていることができるほうが善いに決まっている
「善い」というのはつまりそれほどキツいのだ
「善意≒知らない」などという巫山戯た言葉遣いは
それこそ赦されない